20日に投開票が行われた京都府・久御山町長選挙で、民主党単独推薦候補の坂本信夫氏が、自民・公明・社民が推す現職4期目の候補を341票差で破り、初当選した。
町議12人と各種団体、近隣の全首長の支援を受けた相手候補に対し、坂本陣営は町議がたった1人だけ。野中・自民党幹事長のお膝元で、業界や団体への猛烈な締め付けがあったが、玉置一弥、山井和則両衆院議員、福山哲郎参院議員がお盆返上で連日地元にはりつき、選挙戦最終日には菅直人政調会長も応援に駆けつけた。
その結果、町政の若返りなど訴え、草の根運動を続けた坂本氏がデッドヒートを制した。「各地の首長選で相乗り批判がされる中、人口18000人の小さな町で民主党単独候補が勝利を収めたことは、今後の地方での民主党の首長選挙の戦いを考える上で参考になるでしょう」と山井議員は語っている。
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