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2010/10/23
「統一地方選挙の候補者擁立に向けた基盤を作る」岡田幹事長、高知訪問の目的示す
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 岡田克也幹事長は23日午後、高知市内で記者団から高知訪問の目的と視察の感想を問われ、「高知は、参議院では皆さんのおかげで議席は死守できたが、昨年の総選挙では残念な結果になった。来年の統一地方選挙に向けてしっかりと基盤を作ってもらいたいという思いで来た」と県連との意見交換の目的を述べるとともに、視察については、「木材についての現場を見させてもらった。これだけ木がたくさんある高知県なので付加価値を高めて産業として成り立って行くような工夫が必要だということを改めて感じた。政府として後押しできることはしっかりやっていきたい」と答えた。

 また、来春には与党として初めての統一地方選挙が行われることへの対応についても、「まずは候補者を立てることが大事。基本的に全ての選挙区で候補者を立てることを目指し、3人区以上の大きな選挙区は最低でも2人立てて勝負にいくことが必要だと思う」と明言した。

 次に自民党が近く国会に提出を予定しているプライマリーバランスの2020年黒字化や消費税を含む税制の抜本改革などを盛り込んだ財政健全化責任法案について、同法案への対応を問われた岡田幹事長は、「方向性はかなり共通しているので、前向きに考えていけばいいと思うが、これをやらないと予算を通さないというように扱われてしまうのは困る」とけん制。そして、「中身が全部良いという訳ではないが議論をするための土台にはなり得るのではないか。きちんと法案の形で出して議論したいということであれば真摯に受け止める」と正々堂々と熟議の国会での議論を求めた。

 最後に岡田幹事長はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)について参加推進を強調する立場だと報じられたことに言及し、「国を開くという意味でFTA(自由貿易協定)の議論は重要であると申し上げているがTPPについては党の中で議論すべき話である」と個人的な意見は何も述べていないとしたうえで、報道を否定した。

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