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岡田克也幹事長は３１日夜、宇都宮市で記者団から、栃木県内はまだ民主党の地方議員が少ない現状をふまえ、統一地方選に向けてどう取り組むか問われ、「栃木県は特別な事情があることは充分に承知しているが候補者を立てないと勝てない」と指摘。そのうえで「さらに頑張って擁立をとお願いしたところだ」と述べた。
また、栃木県内で行った県民の皆さんとの懇談のなかで「国を開く」ことの重要性を指摘したことを関連して、ＴＰＰへの参加についてＡＰＥＣまでに結論を出すべきと考えるか問われ、「まず総理が言われているのは『交渉への参加を検討する』ということで、『参加すべき』という表現は使われていない」と前置き。「いずれにしても政府のなかで議論を行っている最中なのであまり私の意見を申し上げない方がいいと思う」とし、まだ自身の考えを示す段階ではないとの認識を語った。
日中関係をめぐって、菅直人総理が３０日、温家宝首相とハノイで懇談したことについて、中国側に振り回されている感があり、改善したかに見えた日中関係がギクシャクしているようにも見えるとの記者の指摘には、「あまり個別のことにとらわれることなく、日本と中国の関係は重要な二国間関係だから、日本としてはしっかりと腰をすえて冷静なる議論を行っていけばいいと思う」との考えを示した。
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