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2010/11/01
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■
北方4島がわが国固有の領土。ロシア大統領の訪問は大変遺憾

 菅直人総理(代表)は1日夜、首相官邸で記者団に対し、「昨日終ったベトナムへの公式訪問は、大変大きな成果を得ることができた」と胸を張り、ベトナムのグエン・タン・ズン首相と会談し、ベトナムが新たに建設する原子力発電所2基の建設を日本が受注することで合意し、またレアアースのベトナムでの採掘・精製などを含めた共同開発でも一致したことについて、ズン首相が「政治的、戦略的な決定だ」と強調したことを紹介。「実は今月初めのASEM(アジア欧州会議)の会議でズン首相と二国間の会談を行って、いろいろな話をしたことが大変大きなプラスになったと思っている」とも語った。

 ロシアのメドベージェフ大統領の国後島訪問については「北方4島がわが国の固有の領土であるという、その姿勢は一貫している。それだけに今回の訪問は大変遺憾に思っている」と述べた。そのうえで、前原誠司外務大臣が、ロシアのベールイ駐日大使を外務省に呼んで抗議したことをふまえ、「今後のことはどういった形で対応するか検討していきたい」との意向を示した。

 さらに、補正予算の成立に向けて野党側の協力を得るためにどう対応するか問われ、「多くの国民の皆さんはやはり景気対策を待っておられると思う。是非一日も早い成立を目指して野党の皆さんにも協力を呼びかけて誠実に対応していきたいと思う」と語った。


■仙谷由人官房長官会見■
ロシア大統領の国後島訪問「極めて遺憾」

 仙谷由人官房長官は1日午前、首相官邸での定例会見で記者に問われ、ロシアのメドベージェフ大統領の国後島訪問に関連して、「言うまでもなく北方4島はわが国固有の領土である。メドベージェフ大統領が国後島を訪問したということであると、日本の原則的立場と相容れない」と批判。「またわが国国民の感情を傷つけるものであって極めて遺憾である」と語った。

 また、訪問の狙いについては「どの辺にあるのか少々疑問に思っている」としたうえで、「というのは、日本との関係発展を重視すると表明してきたロシア政府であるから、どういうおつもりなのか、これからよく調査をしないといけない」と述べた。

 そのうえで仙谷長官は、事実関係、大統領やロシア政府の発言をきちんと把握して、しかるべき対応処置を考えていく意向を表明した。

 仙谷官房長官は同日午後の会見で、記者団から、前原誠司外務大臣が外務省にベールイ駐日ロシア大使を呼んで申し入れを行った件に関連し現状を問われ、「(メドベージェフ・ロシア大統領の国後島訪問は)日本の原則的立場と相容れず国民感情を傷つけるもの。ロシア政府の真意を疑わせる。適切な対応をとっていかざるを得ないが、数日は状況をみる」との旨答えた。

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