岡田克也幹事長は1日夕、党本部で定例会見を行った。
岡田幹事長は冒頭、(今年度)補正予算案について、「国民生活に密接に関係あるもの」だとその意義を改めて強調。速やかに審議入りできるよう、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件のビデオ公開の問題や集中審議など、野党からの要求に応じてきたと述べ、明日以降の審議入りに期待を込めた。
そのうえで、役員会の報告として(1)民主党議員の沖縄県知事選挙への対応について、(2)日中(民主党・中国共産党)交流協議機構訪中団の派遣について言及。沖縄県知事選挙については、政府・与党としての基本的立場、現地沖縄の政治状況を踏まえ、「節度ある慎重な行動とるよう要請する」として、この原則の下、県連所属議員の活動は県連で対応、県連所属以外の議員については今後沖縄県入りしていずれかの候補者を応援することは認めないとの方針を確認したと報告、明日の常任幹事会で諮るとした。
日中(民主党・中国共産党)交流協議機構訪中団については、自身を団長として12月中旬をメドに派遣する考えを表明。長城計画を含んでいた昨年とは異なり、今年は10人程度の小規模の予定であると説明、今まで培ってきた両党間の信頼関係を深めるものだとその意義を述べた。
また、メドベージェフ・ロシア大統領の国後島訪問については、「極めて遺憾なことだと思う。日ロ間の友好関係に水をさすことになりかねない」とコメント。「領土問題、政治問題と経済問題は車の両輪。領土の問題が滞ると経済の問題に影響を及ぼしかねない。ロシアにも冷静な対応を求めたい」と述べた。
○岡田幹事長定例記者会見(ノーカット完全版)
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