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2010/11/06
TPP基本方針合意は意義深いこと 岡田幹事長が福岡市内でコメント
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 岡田克也幹事長は6日夜、福岡市内で記者団の質問に答えた。

 はじめに、福岡市長選挙の位置づけについて国政との関係で問われ、「市長選挙であり、福岡市民の皆さんの選挙、選択であることが第一」としたうえで、「我々としては吉田さんの4年間の実績を評価している」とコメント。加えて、「福岡の役割は非常に重要。アジアの時代の玄関口、一番風を受ける立場であり、その風を順風として帆を張ってアジアの時代をチャンスにするという役割が福岡市には期待されていると思う。そういったことが日本全体にとっても大きなプラスにも繋がってくる。そこのリーダーを選ぶ選挙」との認識を示した。
 
 沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の様子を撮影したと見られる映像がインターネットの動画サイトに流出した問題については、「非常に残念な事件」だと述べ、もし政府の中から洩れたとすれば(国家公務員法の)守秘義務違反ということで刑罰にも繋がるとも指摘。「まずは事実関係をしっかり究明することが先」だと強調した。

 また、この問題が補正予算の成立に影響するかとの問いには、「わからない。一応、10日と考えているのでこれがさらに延びるようであれば、外交日程の関係もあり補正の成立が大幅に遅れることになる。そのことが国民生活に大変大きな影響を及ぼすことになるので、ビデオの問題は重要な問題であるがそのことと補正の問題は別だと私は考える」と述べた。

 同日、仙谷由人官房長官と国民新党の亀井代表が電話会談で環太平洋経済連携協定(TPP)について基本方針を合意したことを受け、TPPの基本方針について自身の考えを問われると、「非常に難しい問題。国をひらくという基本方針と農業をしっかり育てていくという二つの命題を同時達成させていくことは簡単なことではない。細川政権時にいったんウルグアイ・ラウンドで国際合意に達したが、その後20年近くいったい何をしてきたのか、お金は6兆円ばら撒いたがそれは生産性の向上に繋がっていない。負の農業政策、負の遺産を短期間で解消するのは難しいというのは多くの方が実はわかっていること」との認識を示した。

 そのうえで「自民党議員が民主党の農業政策をいろいろ批判するが、こういう農業をつくったのは一体誰なのかということを踏まえて議論しないと非常に一方的だと思う」と指摘。「そういうなかで党、政府の中で考えがまとまったことは、民主党、政府が責任感を持って新しい問題に立ち向かった結果。国民のなかにも様々な意見はあり、途中のプロセスはいろいろあっていい。最終的にまとまったのは意義深いこと」だとした。

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