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2010/11/20
岡田幹事長、平成22年度補正予算案の早期成立の重要性を説く 仙台市


 岡田克也幹事長は20日午後、仙台市内で記者団から今回の宮城入りの目的について問われ、「幹事長就任以来、週末を利用して全国回っていて、今日は宮城と山形ということ」と答えた。

 次に宮城県連との意見交換会の内容についての質問には、「地方議員の皆さんから色んなご意見をいただき、民主党の置かれた状況について、現場で肌で感じられていることを率直に聞かせていただいた」と説明すると同時に、来春の統一地方選挙を控えて候補者擁立に関する状況などの意見交換を行ったことを報告した。

 また同日午前に行った農業関係者との意見交換での感想を求められた岡田幹事長は、「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)については不安をあおるような情報が氾濫していると思うので、そこはきちっと『国を開く』ことは、日本にとってこれ以上の衰退を食い止めるために必要であり、次世代への責任であることと農業と両立していかなければいけないということを説明した」と述べた。

 最後に、柳田稔法務大臣に対する問責決議案を参院本会議に提出することを野党側が検討していることを受け、同決議案が可決された場合、野党の審議拒否で平成22年度補正予算の成立が望めなくなることから会期延長も視野に入れているかとの問いに、「仮定の話はあまりしないほうが良いが」と前置きし、「論理的に言えば野党が国会に出てこないとなれば、会期延長で予算を成立させることは当然だが、その時には予算成立が1カ月遅れることになりかねない」とし、「それが政治家として国民に対する責任を果たしているのかどうか(与野党で)議論をして速やかに補正予算の成立をしていただきたいと思っている」と補正予算の早期成立に対する重要性を説いた。
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