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2010/11/20
岡田幹事長、900年の歴史を持つ山形鋳物の現場を視察 ものづくりの重要性について意見を交わす
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 岡田克也幹事長は20日午後、山形市内で様々な工業製品やその部品、さらには工芸品など高い評価を受けている創業400年の鋳物製造業の株式会社菊池保寿堂を視察。鋳物の型を作るなどの製造工程を見て回った。

 岡田幹事長は視察後、近藤洋介、和嶋未希両衆院議員、舟山康江参院議員らとともに山形鋳物団地協同組合との懇談を行い、工芸鋳物から機械鋳物へと幅広い分野で山形鋳物が評価を受けるなか、歴史ある伝統技術と新しいデザインを融合した製品開発などに取り組んでいるとの説明を受けた。そして鋳物製造技術を伝統技術として残していくことの重要性、機械鋳物として自動車部品や電気部品が山形鋳物の全体の8割を占めるなかでエコカー減税終了に伴う自動車売り上げの減少、中国のレアアース輸出に対する製造への障害などの現場の意見に耳を傾けた。

 岡田幹事長は、「ものづくりは日本の基本であり良いものは日本で作っていかないと根っこの技術が無くなってしまう」と、精巧な製造技術の保護のためには国内での製造の基盤を今後も確立させることが重要との認識を示した。そのうえで具体的施策として補正予算や来年度予算でもしっかりと手当てしていく考えを示した。

 懇談後、岡田幹事長は記者団から視察した感想を求められ、「日本の伝統の技と新しいデザインの組み合わせでもっと世界中に存在が知れると良いと思った」と述べ、その取り組みに政府・与党としてしっかりと光を当てていくことを表明した。

 また、柳田稔法務大臣の国会答弁発言に対して、野党側が同法相の辞任がなければ参院予算委員会での補正予算に対する採決に応じないという国民軽視の暴挙を示したことへの受け止めを問われ、「党としてしっかり対応するので、いちいち野党側から言われることにコメントすることは適切ではない」と答えたうえで、「大事なのは補正予算の早期成立で、国民生活を重視するという立場から野党の皆さんにもご協力頂きたい」と答えた。

 

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