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2002/05/17
菅幹事長、外務省の領事館事件調査を改めて批判
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 民主党の菅直人幹事長は17日の定例記者会見で、瀋陽総領事館内での亡命希望者連行事件の調査で現地入りしている海江田万里、中川正春衆議院議員からの報告などを紹介した。

 菅幹事長は、現地の海江田議員から前日の夜に電話連絡があり、事件の直後に副領事から中国遼寧省外事弁公室に感謝の電話があったという中国側の証言を得た、と伝えてきたことを紹介。「本日の外務委員会でもこの件を質問し、川口外相は抗議の電話だったとしているが、外務省の報告には電話の事実そのものがない。きわめていいかげんな調査だった」と改めて外務省を批判した。

 なお、中川議員は18日に韓国に入り、亡命者支援NGOと会見してさらに詳しい調査を進めるほか、亡命希望者の家族との面談も予定している。

 また菅幹事長は、衆議院外務委員会理事会において、院としての調査のため週末に委員を中国へ派遣することを決めたにもかかわらず、議院運営委員会で異論が出て取りやめになったことも紹介。「国権最高機関が調査し、明らかにすることは義務であり、権限である。与党は外務省と同じ穴のムジナ」と与党を厳しく批判した。

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