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2000/07/03
「もてる能力を発揮し、自由闊達に議論を」選挙後初の両院議員総会で鳩山代表
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 民主党は3日、東京都内のホテルで衆院選後初めての両院議員総会、新人議員ガイダンス、両院議員懇談会を開いた。

 「おめでとう!」「ありがとう」「お帰りなさい!!」――会場は互いの健闘をねぎらう喜びの声と日に焼けた笑顔があふれ、なかなか会議が始まらないほど。

 3割増の127人の衆院議員と55人の参院議員が一堂に会した両院総会は、平均年齢も49歳と若く、勢いと国民の期待を体現した。

 鳩山由紀夫代表は、あいさつで「日本を憂える気持ちを前面にだして選挙を戦った潔さを、国会論戦のなかでもメッセージとして発し続けてほしい」と激励。そのうえで、自らの初当選の時に、中曽根首相(当時)から「1期生の一番大きな目的は2期生になることだ」と言われて脱力したエピソードを披露し、「民主党はそういう政党ではない。いま、みなさんがもっている能力を存分に発揮してもらえる政党だ。もし、不満やモヤモヤがあれば、外にではなく私たちにぶつけてほしい。日本を正しい方向に導いていく、自由闊達な議論をそこから繰り広げよう」と呼びかけた。

 鳩山代表は、4日から始まる特別国会についても言及。預金保険機構のそごう向け債権の買い取り・放棄問題については「認めるわけにいかない。プロジェクトチームをつくって立場を鮮明にし、集中審議を実現させたい」と述べ、中尾栄一元建設相の受託収賄事件についても、「あっせん利得を禁じる法案(地位利用収賄処罰法案)の成立に向け、議論を大きく巻き起こしていきたい」と表明した。

 鳩山代表はそのうえで「自民党的な古い体質に対し、民主党の新しさが共感を得た。これからも国民の側に立った、市民が主役の政治を実現していくため、互いの努力で素晴らしい政党に育て上げよう」と呼びかけた。

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