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2010/11/28
地域の暮らしを見つめた新しい政治の必要性を訴え JR古河駅前で枝野幸男幹事長代理
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 枝野幸男幹事長代理は28日午後、JR古河駅前で開催された街頭演説会に参加。駅前には約400名が参集し、地域のための政治実現に向け新しい県政をとの呼びかけに「頑張って」「応援しているから」と熱い声援が沸き起こった。

 菅谷憲一郎茨城県議会議員選挙予定候補者は、「茨城の改革は県議会の改革から始まるとの信念の下、立候補を決意した」と表明。長年自民党が議席の多数を占め、現在も65議席中7割という県議会にはたくさんのひずみが出てきていると指摘し、一例として茨城を活性化するためと言いながら、県の補助金でつくる都市計画道路のアスファルトの下に敷く砂利をはじめ、その砕石や運搬に係わる業者が全て自民党県議会議員に関連していた実態を紹介。「こうした癒着の構造を断ち切るためにも県議会改革が必要だ」と訴えた。

 さらに、県議は市議の倍もの報酬を得るのみならず、政務調査費として議員報酬に加えて月々30万円、月に5〜6日の県議会にも係わらず日々の交通費が支払われるなど待遇が良すぎだとも指摘。県議会改革に向けて県議会議員数の削減、報酬削減を掲げるとして、理解を求めた。

 続いて、高校時代まで栃木県で過ごし古河駅とも馴染みが深いと切り出した枝野幹事長代理は、「菅谷氏の話を聞いてますます来て良かったと実感した。こういう人に地方政治をしっかり担っていただくことで日本が良くなっていく」と期待を込めた。

 そのうえで、「昨年の政権交代以後、この国の政治は前に進んでいる」とその意義を強調。事業仕分けを取り上げ、これまでの約1兆円に加え、今後法律を変えることで約1兆円の無駄を削れると説き、政権交代できたからこそこうした変化が実現できたと述べた。

 また、先般の事業仕分けにおける民主党議員と民主党政権の政務三役との激しいやりとりにも言及した枝野幹事長代理は、自民党政権においても予算編成に至るまでにはこうしたバトルが繰り返されていたが、国民の知らないところで行われていた結果、政治家同士の力関係や、それぞれの政治家の顔を立てるために足して割るような予算が組まれ、無駄に税金が遣われてきたと厳しく批判。「民主党政権では、国民の皆さんの前で、正々堂々と議論を見せることで国民の意見も聞きながら暮らしが良くなるための予算をつくっていく」と、その違いを浮き彫りにした。

 さらに、事業仕分けで科学技術、農業、芸術文化予算が削減されているとの批判には、これまでの科学技術、農業、芸術文化予算は天下りをはじめとして、本当の意味でその発展に資していなかったと反論。中抜け、ピンハネされることで実際現場に届く予算が少なくなっていたと指摘し、民主党政権ではしっかり現場に予算がいく仕組みにするとして、「全体の予算は削減しても活きたお金として本来の目的に使えるよう、大きな流れを進めてほしい」と主張した。

 枝野幹事長代理演説の最後に、県政においても無駄遣いを削減し、地域の暮らしに一番足りないところに予算を充てていくべきだと述べ、「年金・医療・介護の充実や子育ての安心、中小企業の下支えなど、地域の明日のため、暮らしを見つめた新しい政治をつくれる人物が必要だ」と訴え、民主党への支援を呼びかけた。

 なお、街頭演説会では柳田和己衆院議員(茨城7区総支部長)が司会進行を務め、「茨城を良くしたい、日本の政治を良くしたい、『国民の生活が第一。』の政治実現のために日々頑張っている」と挨拶。藤田幸久参院議員(茨城県選挙区)は、昨年夏の総選挙を振返り、茨城県においては衆院議員が1名から9名になったこと、特に7区では地元自治体議員不在のなか柳田議員を一発で当選させていただいたことに改めて感謝の意を述べたうえで、菅改造内閣で前茨城県連代表の大畠章宏衆院議員が経済産業大臣に就任、TPP(環太平洋経済連携協定)やレアアース問題などに精力的に取り組んでいると紹介した。

 

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