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2010/11/29
【岡田克也幹事長会見】小沢元代表の政治倫理審査会への出席実現へ努力していく 
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 岡田克也幹事長は29日夕、党本部で定例会見を行った。

 岡田幹事長ははじめに、沖縄県知事選挙の結果を受け、「わが党としてはいずれの候補者の推薦も行わないということで対応してきたが、現職が勝たれた。今後沖縄県民の皆さんの理解を得ながら日米合意に関して進めていかなければならない」とコメント。沖縄県連と本部との間で沖縄協議会を設置、来週くらいに第一回会議を開催したいとの考えを示し、「沖縄の負担軽減、いろいろな事故への対応、これからの沖縄の経済的な発展等について意見交換していきたい。党としても政府の様々な努力をしっかりと後押ししていきたい」と述べた。

 次に、本日開催された与野党党首会談において、北朝鮮の現状について菅直人総理(代表)から具体的に説明があったうえで議論が行われたと報告。こうした重要な外交案件について、できるだけ機会を捉えて野党の皆さんにも情報を共有化していくことは非常に有益なことだと思うと話し、実際何人かの党首から評価する声があったと明かした。

 また、本日の役員会では小沢一郎元代表の国会招致について意見交換し、「小沢元代表自らの判断で政治倫理審査会の場へ出てくることが望ましい、今後統一地方選挙を考えるうえでも必要なこととの認識で一致。実現できるよう、なお努力していくことを確認した」と報告した。

 これに関連し、「国会招致断念」との一部報道があったことには、自分がどう話したかは議事録を持っているとして、「何故あれが『国会招致断念』という報道になるかは不思議に思っている」とコメント。こうした報道とのギャップについては、「私はかなりクリアに、注意深く発言している。それを注意深く受け取っていただけるといいのだが必ずしもそうでない場面がある」と指摘し、この報道に関しては質疑応答の一部のみを取り上げることで間違った報道がなされたと分析。「党として、自身として全文を明らかにすることで読者の皆さんに判断していただこうと思っている。会見でもネットなどで配信されると国民の皆さんに私が何を述べているか、理解されるのではないかと期待しているところ」と語った。

 「熟議の国会」を目指すとしていた今国会の審議については、「非常に危機感を持っている」と切り出し、審議時間は長く総理は連日のように国会に登場し、国会以外の仕事がほとんどできないような状況も垣間見られたとして、そのこと自身が国益を害しているのではないかと提起。さらに、「批判が中心になり政策論が十分行われたとはいえないのではないか」「総理や大臣に対し敬意を持って議論がなされたというより、かなり批判のための批判があった」と問題視し、「こういうことを続けていたのでは国会、政治が次第に国民から離れることを心配している。どこかの段階で野党の幹事長の皆さんにも相談をし、国会の審議のあるべき姿についてお互い政治に責任をもつものとして議論してみたいと考えているところ」だと述べた。

○岡田幹事長定例記者会見(ノーカット完全版)

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