衆議院選挙後最初の国政選挙となる参議院滋賀県補欠選挙(10月5日告示、同月22日投票)に民主党は25日、公認候補として法雲俊邑(のりくも・しゅんゆう)さんを擁立することを25日の持ち回り常任幹事会で決めた。
法雲さんは1948年生まれで52歳。70年に大谷大学文学部を卒業し、米国・ノースウエスタン大客員研究員などを経て、88年から滋賀大、89年から龍谷大社会学部教授として情報工学を教えている。98年からは民主党滋賀県連副代表を務めている。
法雲さんは25日に滋賀県庁で山元勉県連代表(衆院議員)と記者会見し、「人の心がすさむ世の中になっている。人々の温かさ、人間性を基本にもう一度日本を再構築してみたい」と抱負を述べた。また山元代表は、「今の政治を変える気持ちを持っているし、IT(情報技術)の専門家としても活躍してもらえる」と法雲さん擁立の理由を説明した。
同補欠選挙には、これまでに自民党、共産党の新人候補が名乗りを上げている。
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