政治改革推進本部(本部長=岡田克也幹事長)の役員会が1日夕国会内で開かれ、企業・団体献金禁止法案と個人献金促進優遇税制の骨格が示され、役員会として確認された。年明けにも開かれる総会に諮られることになり、そこで了承されれば、通常国会に議員立法として提出されることになる。
また、役員会では参議院選挙制度改革(定数是正含む)についても石井一副代表から説明があり、今後も継続して議論していくことなった。
さらに、政治主導法案及び国会審議活性化法案の取り扱いについては、今国会は継続審議として、来年の国会での扱いは国会対策委員会に任されることとなった。
企業・団体献金全面禁止法案の骨格は、現行の1企業・団体がその規模に合わせて年間750万円から1億円まで献金できるものを、法案成立(2011年を想定)後の2012年には3分の2、2013年には3分の1に削減し、2014年には全面禁止とするもの。ただし、政治団体の寄付、献金は可能。
個人献金促進優遇税制の骨格は、法案成立後の2012年から2000円までは優遇なし、2000円を超え1万円までは全額控除、1万円を超え5万円までは50%控除、5万円を超える部分は30%控除とするもの。
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