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2010/12/03
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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菅直人総理(代表)記者ぶらさがり
「発信が不十分だったかもしれないが、これから取り組む」

 菅直人総理(代表)は3日夜、首相官邸で記者団の質問に答え、臨時国会の閉幕にあたって「予算委員会等、ハードなスケジュールだった。忙しすぎて発信が不十分だったかもしれないので、これから取り組みたい。月曜日の記者会見で考え方を申し上げる」旨感想を語った。

 また、官房長官の兼務になっている法務大臣の人事については、「じっくり考える」と述べた。

仙谷由人官房長官会見
 仙谷由人官房長官は2日午前、閣議後に定例会見を行い、閣議において岡崎トミ子少子化対策担当大臣から「子ども・若者白書」、高木義明文部科学大臣から2022年サッカーW杯大会の開催国の決定についてそれぞれ発言があった等概要について報告した。

 サッカーW杯2022年の招致に日本が落選したことについては「サッカーの持つ力は極めて大きいと感じている。今回、日本のプレゼンテーションでは最先端のIT技術を駆使して、世界中の人々とワールドカップを共催しようというコンセプトで、『208スマイルズ』という日本の提案を力強くアピールしたが、日本開催が実現しなかったことは大変残念」だとコメント。日本としてはお祝いを申し上げ、2018年のロシア、2022年のカタールのW杯が成功するように心からの祈念すると同時に、ロシア、カタールに協力をしていきたいと述べ、この間招致に向け尽力された日本サッカー協会をはじめとする関係者ならびに日本招致に声援を送られた多くの国民に対しては敬意と感謝の意を表した。

 また、兼務している法務大臣ポストについての記者団からの問いには、「ずっとやるつもり。拝命した以上、全力を尽くしてやる。法務行政は大変大きい問題から細かい問題を含めて懸案が多々あり、国民のための司法改革を実現していく決意に燃えている」と表明。一方で、「繁忙を極めるし、人間の体は一つしかない」と述べ、兼務を続けるのは難しいとの認識を示した。

 仙谷官房長官は、午後の記者会見で、午前の会見での発言を受けて一部の報 道で、法務大臣専念に意欲などと報じられたことに関する質問に、「全く現時点ではそんなつもりはない。午前は任命権者の意思一つという一般論を言っただけ。あんな記事になるとは思わなかった」と述べ、報道を否定した。

 また、臨時国会を振り返っての感想、熟議の国会に関する質問に、「熟議は 与野党がその気にならない難しいと思った。法案を練り上げていくという発想がないと。自由討議がないとなかなか難しい」との見解を示した。そのうえで、現状の国会が会期制であり、しかも政府への質疑の形をとっていること、それぞれの政党が与野党を経験して、その経験を踏 まえての討論、提案型の討論にならないと、法案修正、熟議とならず、そうなるには時間がかかるとした。

 また、新たな政権の枠組みは感じられたかとの質問に、「見えたとは現時点では思っていない」と答えた。

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