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2010/12/04
「問責という名を借りた審議拒否」と野党の国会運営を批判 岡田幹事長、熊本で
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 岡田克也幹事長は4日午後熊本県で、地方の声をどの様に受け止めたかとの記者からの質問に、「民主党に対して大変厳しい声を頂いている。そのことを真摯に受け止めなければならない」と率直な感想を述べるとともに、「同時にこの15ヵ月で民主党政権になって成し遂げてきたこともしっかりと語らなければならない。非常に沢山のことをやってきたが、そのことが十分に伝わっていないとも思える」と党からの情報発信力強化の必要性を語った。

 また、来春の統一地方選挙において、保守王国と言われる熊本県での手応えを問われ、「今日の保守王国は、明日の民主王国」と答え、地方行政でも各地で政権交代が起きている事実を述べ、否定的に考えることはないとの考えを示した。そのうえで、「候補者を立てなければ勝てないので、積極的に擁立を進めてもらいたいと県連や連合にもお願いした」と議席拡大に意欲を見せた。

 次に内閣改造についての所見を求められた岡田幹事長は、「内閣改造は総理の専権なので、総理が何も言っていない時に改造はない」との認識を示した。

 続いて社民党との連携については、「残念ながら普天間問題で連立離脱となったが、以降も内政については、3党合意は有効であるということは何度も確認している。これからもしっかりと協力関係を築いていきたい。信頼関係はあると確信している」と期待感を示した。

 最後に昨日臨時国会が閉幕し、来年の通常国会の対応について、「臨時国会は景気対策を中心とする補正予算を成立させることと、1本でも多く法律を成立させることを目標として、衆院で13本の法案が採決されたが、参院では審議すらされず、10本の法案がたなざらしにされたままとなった」と説明し、「これは問責という名を借りた審議拒否であって、国民の立場に立って望ましいことなのかどうか、野党の皆さんにもぜひ考えてもらいたい」と野党側の国会対応を批判。そのうえで、「国会をスムーズに動かしていき、そこで意味のある議論をすることが重要であって、入り口で審議拒否をしてしまうということは国民に対して責任を果たしていることにはならない。次の国会が始まるまでに野党の皆さんとも胸襟をひらいて話してみたい」との考えを語った。

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