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2010/12/09
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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菅直人総理(代表)記者ぶらさがり
公開すべき情報は公開。「政府における情報保全に関する検討委員会」について

 菅直人総理(代表)は9日夕、首相官邸で、「政府における情報保全に関する検討委員会」の初会合が開かれたことに関連し、情報公開に逆行する動きが出るのではないかとの記者の指摘に「公開すべき情報はキチンと公開する。これに尽きる」と基本的な考えを表明した。

 また、ロシアのナルィシュキン大統領府長官との面談についての質問に、「『領土、経済の問題は首脳同士で話をする。文化面でも交流し、最終的には日ロの平和条約を結べるようにしよう』という話をした」と答えた。

 来週にも沖縄を訪問するのかとの質問に、「まだ決まっているわけではない。今月中で検討している」と答えた。

仙谷由人官房長官会見

 仙谷由人官房長官は9日午前、首相官邸で定例会見し、政府における情報保全に関する検討委員会の第一回委員会が開催され、委員長として出席したと報告した。官房長官は「本検討委員会は秘密保全に関する法制の在り方や、特に機密性の高い情報を取り扱う政府機関の情報保全システムにおいて必要と考えられる措置について検討するものである」と説明した。あわせて、同委員会においては各委員に対して「単に検討の器をつくったということにならないよう、入念に準備したうえで深い議論をしてほしい。法制面もシステム面も重要な問題であるので、真に効果的な方策の構築に向けて真剣かつ迅速に取り組んでほしい」と求めたことを明らかにした。

 検討委員会においては別途開催する有識者会議での意見を踏まえつつ、できる限り早期に結論を得て、情報保全に万全を図っていきたいとの意向を語った。

 また、11日に菅直人総理(代表)が東京・新宿を訪問する予定だと発表。新宿のハローワークを訪れ、生活困窮者に対する生活住居支援や新卒者の就労支援の状況等に関して関係者と意見交換を行う予定だとした。同時にコンビニエンスストアやネットカフェを訪れ、生活困窮者向け支援策の周知状況を見て回ると述べた。

 仙谷官房長官は同日午後の会見で、「外務省の報道ベースで既に発表されているので重複になるかも知れないが」と前置きしたうえで、日本時間9日午前、米国時間で8日夕刻、第65回国連総会において、米国を含む過去最多の90カ国の共同提案国をもって我が国政府が提出した核軍縮決議案が賛成173、反対1(北朝鮮)、棄権11(ブラジル、中国、キューバ、インド、イラン、イスラエル、モーリシャス、ミャンマー、パキスタン、南ア、シリア)の圧倒的賛成多数(過去最多)で採択されたと報告。「今年は『核兵器の全面的廃絶に向けた共同行動』とし、5月の2010年NPT運用検討会議において10年ぶりに合意が得られたことを受け、従来に比べていっそう包括的で、『核兵器のない世界』に向けた国際社会の具体的行動を求める内容となっている。核軍縮決議は、核兵器のない世界の実現に向けた国際的機運をさらに高めることに貢献すると考えている」とした。

 仙谷官房長官はまた、記者団から来日中のマレン米統合参謀本部議長が米国大使館での記者会見で、北朝鮮の挑発行為を抑止するための一環として、米韓合同軍事演習に日本も参加することが望ましいとの考えを示したことへの所感を問われ、「北朝鮮の脅威に対して3国間で一致した姿勢を示していくことが重要であると考えている」とコメントした。

 7月に米韓軍事演習に4人の海上自衛隊がオブザーバー参加したこと、今般の日米共同統合演習においても韓国軍よりオブザーバー参加で得られたことにも言及。「日米韓3カ国の連携強化を内外に示す重要な一歩と認識している。同盟国である米国とは異なり、実施する訓練の内容や自衛隊の参加の形態につき慎重な考慮が必要だと思っているが、東アジアの平和と安定にとって日米韓の3カ国が協力、連携の強化は極めて重要であると考えている。そうした観点から、3カ国での連携、交流を進めていきたい」と述べた。

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