岡田克也幹事長は9日午後党本部での定例記者会見で、政治とカネの問題が議論されているとして、この問題は国民の信頼をしっかりと確保し、力強く政治を進めるうえで必要なもの」との認識を示し、政治倫理審査会で小沢一郎元幹事長が疑問について説明することが重要だとした。
さらに、「通常国会で予算を通すためにも、野党の協力を得るためにも重要。春の地方選挙でも一つの要因。幹事長の責任で進める」と自らの責任で、通常国会前にも決着を図る考えを示した。
また、昨日、菅直人代表と懇談した際に、党の綱領作成を指示されたことを質問に答えて明らかにし、1月13日の党大会にも、綱領作成の機関・態勢について提起するとした。
菅政権が発足して昨日で半年への評価を問われ、自分たちで自己評価はすべきではないとしたうえで、子ども手当、戸別所得補償、一括交付金、地球温暖化対策税などを挙げ、従来の自民党政権ではできなかった大きな転換が行われており、「この民主党への政権交代というのは日本の政治にとって歴史的な転換であったと、私は必ず評価される
と確信している」と語った。さらに、この問題に関連し、「あまり周辺の話ではなく、子ども手当の創設は社会で子育てするという理念の転換であり、理念の部分を政府の広報、党の広報も含め語っていかなければならない」とした。
また、11日に広島市を訪れ、原爆の語り部から直接話を聞く予定であることも明らかにした。
○岡田幹事長定例記者会見(ノーカット完全版)
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