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2010/12/11
岡田幹事長、放射線影響研究所の視察 被爆者団体らと意見交換 広島市
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 岡田克也幹事長は11日午後、広島市にある財団法人放射線影響研究所を訪問。研究所施設を見学した後、大久保利晃理事長から説明を受けた。見学後には、被爆者団体の皆さんと懇談し、被爆者認定のあり方などについて意見交換を行った。

 この日の日程には、三谷光男県連代表(広島5区)、和田隆志内閣府大臣政務官(広島7区)、橋本博明(広島3区)県連副代表も参加した。

 岡田幹事長は放射線影響研究所では、大久保理事長の案内で見て回り、その後所内の講堂で、同研究所の設立から現在に至るまでの、被爆者らに行われた聞き取り調査や、被爆とがん発生率の因果関係の研究などについての説明を受けた。

 次に、市内の別会場に移動し、広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長、「上安・相田地区黒い雨の会」の清木紀雄会長らから、それぞれ意見を聞いた。

 特に、同会の会員の方は、黒い雨が降った地域認定の線引きは何を根拠に行われたのか疑問だと述べたうえで、「私たちは(認定されていないので)被爆者ではないんです。(認定して)被爆者にしてもらいたいんです」、「このままでは平和公園の過去帳にも載れない」、「当時は被爆者差別があったので、わざと狭い地域を申告していた」との、切実な訴えもあった。

 最後に岡田幹事長は、「広島・長崎の被爆とは本当はいったいどういうものだったのかという事実を明らかにすべきである。いろいろな経緯(被爆者差別など)の中で全てが語られなかった。時間がたった中で事実を明らかにし、国が果たすべき責任を果たすことだと思う」と述べ、政治として何ができるかを検討すると述べた。

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