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2010/12/11
菅総理(代表)、困窮者生活支援と新卒者就職支援でハローワークなどを視察 現場の声に耳を傾ける
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 菅直人総理(代表)は11日午前、湯浅誠・内閣府参与(緊急雇用対策本部貧困・困窮者支援チーム事務局長)とともに、厚生労働省・都道府県労働局・ハローワークが一体となって生活困窮者を支援する取り組みとして11月から始めた「住居・生活困窮者応援プロジェクト」の広報活動状況を視察するため、新宿のコンビニエンスストア「サークルKサンクス西新宿国際通り店」とインターネットカフェ「マンガ・ネット館」を視察した。

 同プロジェクトは、全国のコンビニやネットカフェなどにキャンペーンカードやチラシを設置して、住宅の確保や生活面の支援を受けて就職を目指す方々に対して、全国のハローワークで集中的な相談・支援することを呼び掛けるもの。

 菅総理(代表)と湯浅内閣府参与は引き続き、近隣の東京キャリアアップハローワークを細川律夫厚生労働大臣、小宮山洋子同副大臣、小林正夫同政務官とともに訪れ、職業相談状況、住居・生活支援、就職支援セミナーなどを利用者に声をかけながら視察。その後、ハローワークの利用者や支援者等と車座での座談会を行い、現下の厳しい就職状況やハローワークの活用方法などについて、さまざまな意見交換が行われた。

 なかでも「自分は世の中に受け入れられないのではないか」という疎外感から意欲的に就職活動を行わない方々や意欲的に就職活動を行っても採用がなかなか決まらない新卒者の精神的な疲労に対する心のケアやコミュニケーションが苦手で自己アピール不足に悩む方々への相談など、支援体制のあり方が課題として見えてきた。

 同時に、新卒者の就職情報の入手方法が企業のウェブサイト上の求人情報を直接見ている傾向が強く、ハローワークからの情報発信力がなかなか見えないため、企業と新卒者をハローワークがどの様に繋いでいくかという課題も話題になった。

 さらに政府の取組みとして新卒者の就職を支援するジョブサポーターの倍増によってハローワークを通じて就職することができたという成果等などに対して意見交換が交わされた。菅総理は締め括りの挨拶として、「それぞれ社会に出るスタートの所で若い人が夢を持って社会に出られるように我々も頑張る」とエールを送るなど、熱気溢れる座談会となった。

関連URL
  全国の「住居・生活困窮者応援プロジェクト」取組み一覧
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/safety_net/nenmatsu2010.html
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