菅直人総理(代表)記者ぶらさがり
菅直人総理(代表)は13日夜、官邸で記者団から14日に硫黄島を訪問し、政府が進める遺骨収集に道筋をつけることについて問われ、「硫黄島は東京都小笠原村にあるにもかかわらず、今なお1万3000柱の遺骨収容ができていない。私の内閣ができたとき、この問題で特命チームをつくった。まとまった形で埋葬されている場所が2カ所ほぼ特定された。きちっと霊前で収容が遅れたことをお詫び申し上げたい」との旨を述べた。
また、17、18日に沖縄県を訪問することにについては、「県民に謝るところは謝り、きちんと説明したい」とし、必要であればその後も沖縄を訪問したいと明らかにした。
仙谷由人官房長官会見
「沖縄の方々と米国政府に誠意を尽くして解決方法を見出していく」
仙谷由人官房長官は13日午前、首相官邸での記者会見で同日、福山哲郎、滝野欣弥両官房副長官が沖縄を訪れ、仲井真弘多知事と会談したことを受け、沖縄県の経済振興策を話し合う沖縄政策協議会、菅直人総理(代表)の沖縄訪問に関し問われ、「いずれも調整中。沖縄政策協議会は年内開催する方向で調整中」とコメント。沖縄県民への説得については、「沖縄の方々と米国政府に誠意を尽くして解決方法を見出していく。しっかりと5.28合意を踏まえながら沖縄の方々にも説得、お願いすることしかない」と述べた。
同日午後の会見で仙谷長官は菅直人総理(代表)の視察日程に言及し、明日14日には硫黄島を訪問し、硫黄島遺骨収集調査に参加するとともに硫黄島戦没者追悼式に参列する予定であると発表。また、17、18日の両日には沖縄県を訪問し、仲井真沖縄県知事と沖縄県民に対する米軍基地による負担軽減策、沖縄振興策などについて会談するほか、県下の米軍基地等の視察も行う予定であることを明らかにした。
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