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2010/12/13
【岡田克也幹事長会見】「小沢元代表の政倫審招致の問題は幹事長に一任」役員会議論を報告




 岡田克也幹事長は13日午後、党本部で定例会見を行い、会見に先立ち行われた役員会について語った。「小沢元代表の政倫審招致に関して意見交換を行ったことを報告したいと思う」と切り出した岡田幹事長は、「この問題は役員会でずっと今日まで何度か議論してきた。国民の皆さんの多くから説明が不足しているといった考え方が示されるなか、この問題にどう対応するかを議論してきた」と経過を説明した。

 積み重ねてきた議論の前提について「裁判があるから国会における説明が必要ないという考え方には立っていない」と改めて説明するとともに、「だからこそ今日まで議論してきた。議論した結果、全員がご発言をいただいたが、その結果について幹事長に一任するということになった」とした。

 内容としては第一に「小沢元代表に政倫審に自ら出席して説明をしていただきたい」ということ、第二には「そのことがかなわない、出席がない場合は党において政倫審の出席を決めなければならなくなる」――との2点を踏まえ、幹事長に一任となったことを岡田幹事長は明かした。「私としては早急に小沢元代表とこの2点を踏まえて話し合いを行うために、アポイントの申し込みをしたいと考えている」と、今後の対応について述べた。

 また、この問題は国民に対して説明が足らないとき、政治倫理に係る問題について説明を行っていくということであって、党派的な問題や政争といった類のものでは全くないとの認識を明示。「国会で説明されれば完結する話である。それ以上でもそれ以下でもないと改めて申し上げておきたい」と強調。

 さらに、メディアからは国会開会中にもかかわらず「どうして幹事長は『小沢元代表に説明をしっかりと求めないのか」と指摘する声があったはずだとの認識を示したうえで岡田幹事長は、「国会開会中は予算もやっていたので、それへの波及も考えて、少し歩みを遅くしていたが、予算も通り、国会も終わったので、当初の役員会での議論を再度行って今日の結論に達したということだ」と語った。

 昨日投開票された茨城県知事選挙の結果に関する記者の問いには、結果について「非常に残念なことで、立候補していただいた方にも申し訳ないと思う」と述べた。


○岡田幹事長定例記者会見(ノーカット完全版)
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