岡田克也幹事長は14日朝、新潟県新発田市内で黒岩宇洋衆院議員(新潟3区・法務大臣政務官)主催の農業・郵政・建設業界団体などとの意見交換会に参加。地元の方々の意見に熱心に耳を傾け、「国民の生活が第一。」の政治のさらなる実現に向けて尽力を誓った。
はじめに、黒岩議員は岡田幹事長について、これまれ政調会長、幹事長、代表と民主党の数々の役職を歴任し、昨年の政権交代以降は外務大臣に、今年9月の菅直人改造内閣発足後は3度目の幹事長に就任、「与党の幹事長として、総理に最も近い存在として民主党を引っ張っていただいている」と紹介。現在は、今年度中に全国47都道府県を回るべく全国行脚中だとして、「新発田の実情を、地域の様々な声を聞かせてほしい」と呼びかけた。
岡田幹事長は挨拶のなかで、「黒岩議員は色々苦労もあったが、これまで歩いてきた道を振り返ると『独立独歩』。信念に基づき自分の道を切り拓いてきた人。そうした気概こそが政治家にとってなくてはならないもの。この地域のみならず、日本を引っ張ていくリーダーに育ててほしい」と要望。自身については、週末を利用して全国を回り各地域、企業の様々な現場の声を政府にフィードバックしていくことも重要な仕事だと述べた。
「政府はまさに予算編成の真っ最中」だとしたうえで、こうした行脚を通じての地元の声、党として一括して受け、各省庁の政務三役に通じて理解をしてもらう全国各地からの陳情を反映させながら政府としてメリハリのある予算編成をしているところだと説明。政権交代によって大きく変わったのが政治主導の予算編成であるとして、自身の通産省時代のエピソードにも触れながら、政府のなかでゴタゴタしているように見えるのは大臣同士で真剣に議論しているからだと説き、自民党時代の予算編成との違いを強調した。
また、小沢一郎元代表の国会招致についても言及し、国民の皆さんを含め多くの人々が説明不足だと感じていることに対して、疑念を持たれれば国会の場で説明するのは当たり前だと指摘。党内の権力闘争だという批判は全く当たらないと反論し、「民主党が国民から信頼され、政権与党としてリーダーシップを発揮するために乗り越えなければならない問題だと考えている」と力強く語った。
会合ではこの後、地元の方々と活発な意見交換が行われた。
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