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2010/12/14
菅総理(代表)、硫黄島を訪問 戦没者の遺骨の収容、追悼式を行う
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 菅直人総理(代表)は14日、太平洋戦争で日米両軍の激戦があった硫黄島を訪問。遺骨収容現場を視察し、自らの手で遺骨の収容を行った。同島は、日米両軍合わせて2万8000人が戦死した。菅総理(代表)は収容作業の後、硫黄島戦没者の碑において戦没者追悼式を行い、亡くなられた方たちに対し哀悼のまことをささげた。

 この日は、阿久津幸彦内閣府大臣政務官、菊田真紀子外務大臣政務官、岡本充功厚生労働大臣政務官、松本大輔防衛大臣政務官、民主党の議員団をはじめ超党派の議員団も参加した。

 硫黄島入りした菅総理(代表)は、アメリカの国立公文書館で新たに入手した資料に基づいて集団埋葬地2カ所が発見され、およそ2000人が埋葬されたという、現自衛隊の滑走路西側の収容現場を訪れた。

 強い日差しが照りつける中で遺骨収容にあたっている方たちの労をねぎらった菅総理(代表)は、自らも崩れやすい火山灰の混じる土の中から発見された遺骨を丁寧に1本1本掘り出し、収容作業を行った。

 さらに同島で激しい戦闘の行われた擂鉢山山麓の収容現場に足を運び、こちらでも遺骨の収容に当たっている現場責任者の方から、収容時の状況説明を受けた。

 収容現場を後にした菅総理は、硫黄島戦没者の碑で戦没者追悼式を行い、追悼の辞を述べるとともに献花した。
 
 式辞の中で菅総理は、「1万3000柱はまだ故郷に帰ることができずにこの地に眠っている。その遺骨を故郷に返すのは国の責務であり、収容作業をさらに徹底することとし、埋葬地点を精査していく。一粒一粒の砂まで確かめ、一人でも多くの方の帰還に繋がるよう全力を尽くすことをここに誓う」と述べるとともに、「我々は、戦争の惨禍を繰り返さないためにも、この島で生じた苦痛な歴史を、若い世代に伝えていく」とし、追悼の言葉に代えた。

 

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