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2010/12/21
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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菅直人総理(代表)ぶらさがり
ブログ配信開始で「きちんと国民の皆さんに伝えることができてありがたい」

 菅直人総理(代表)は21日夜、首相官邸内で記者団からの質問に答え、朝鮮半島情勢をめぐる国連安保理の協議で、北朝鮮を非難する声明の採択などを事実上断念したことについて、「北朝鮮からの攻撃から生じた問題であり、当然北朝鮮を非難する内容が盛り込まれたメッセージが安保理から発信されることが必要だと思うが、そうならなかったことは残念」だとコメント。採択に至らなかった原因として中国が声明案採択に難色を示したことが理由に挙がられていることについては、「大きな影響力を持ち、国際的にも責任ある立場にあるわけで、中国にはそういう立場として行動してほしい」と述べた。

 また、インターネットで国民に直接語りかける動画、ブログの配信開始から1カ月が経った手応えを問われ、「ぶら下がりを含めてどうしてもその時々の話題に質問も集中するが、自身のブログではその日のこともあるし、ある程度長期に渡っていることもある。そういう意味では自分のブログですからきちんと国民の皆さんに伝えることができることは私にとっては大変ありがたい」と語った。

仙谷由人官房長官会見
知的財産戦略本部会合の議論内容を報告

 仙谷由人官房長官は21日午前、首相官邸で会見を行い、閣議に先立ち同日9時25分から開かれた知的財産戦略本部の会合の議論に関して報告した。

 同会合においては、国際標準化戦略策定の加速・拡充、クールジャパンの推進、専門調査会における検討状況及び知的財産戦略の今後の進め方――の3つを議題に話し合われた。

 第一の国際標準化戦略策定の加速・拡充については、前回10月の本部会合において検討の加速に関する本部決定と総理指示があり、これを受けて集中討議を行い、11月中にアクションプラン第一弾をとりまとめ、総理報告を終えたとの説明があった。

 第二のクールジャパンの推進については、クールジャパン推進に関する関係府省連絡会議の設置後の取組み状況の報告があり、来年春に具体的なアクションプランを作成予定であるとした。

 第三の専門調査会における検討状況及び知的財産戦略の今後の進め方についての報告では、知財計画2011計画2001は来年春を目途に作成する予定であると語られた。

 同日、菅直人総理(代表)が横綱白鵬関と会われた際、「私も横綱のように連勝できればいい」とした発言について、記者から総理は何に連勝したいと思うかと問われたのに対して官房長官は、「政策課題に取り組む中で、国民の皆さん方からご理解をいただ
くということが、まず第一番ではないか」との見方と示した。

 そのうえで、報道のあり方について、「政策評価はしていただくのは結構だが、政策を政策として評価されるのではなく、政局的にどうのこうのという記事が、新聞もテレビもちょっと多過ぎるんじゃないか」と思うと指摘。「日本の国の将来や現況を、現状からして何かを改革しなければならない、突破しなければいけないということを、我々は政局的な観点からだけでやっているつもりはない」と表明した。

 「政治だから、政局に関係があるかもしれないが、この事項については、なぜ何十年もできなかったのかを総括しつつ、これを超えなければならないということでやってきたつもりだ。そういう観点からも評価して、国民の皆さん方に(記者の)皆さん方のお役目として、お伝えをいただきたい」と要請した。

 「すべて政局的、政略的な観点からだけの報道になると、やっぱり伝わり方がゆがむんじゃないかと、総理も心配をなさっていると感じる。政策的にマイナス評価をするんだったら、それはそれでいい。ちゃんとポジションをとって、社の方針がこうだから、あるいはジャーナリストとしてこんなことは許せないという評論は大いに結構だけれども、そうじゃない。例えば、防衛大綱についての皆さん方の(マスコミ各)社の評価っていうのも、社説とほかの紙面の書き方が割れてしまうというのはまずいのではないかという気がする」と問題提起した。

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