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2010/12/24
菅総理、内閣記者会インタビュー質疑応答 その2〜外交〜
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普天間飛行場移設問題

(質問)
 普天間飛行場移設問題について名護市辺野古へ移設する日米合意に沖縄県の反対で見通しが立たないなか、前原外務大臣が危険除去のために普天間周辺の病院や学校の移転に言及した。これは普天間の固定化も避けられないことを前提に政府として方針を決めたということか
(回答)
 前原大臣の発言は普天間の危険性の除去について言われたことで、それ以上のことではないと思っている。基本的な政府の立場としては日米合意を踏まえながら、沖縄の基地負担を軽減できるように誠心誠意取り組み、話をしていきたいと思っている。特に先日沖縄に伺って仲井真知事と話をしたときに、改めて感じたのは知事が日米安保条約が必要で米国の基地が必要であると思われるのであれば、日本全体でそのことを受け止めて欲しいと言われた。沖縄が日本に返還された後も沖縄以外の地域における米軍基地は相当程度減ったが、沖縄は変わらなかったという経緯を改めてみると政治家としては申し訳ないというか慙愧(ざんき)に堪えないと申し上げた。この問題は全国民の皆さんが国民的な立場で真正面から見据えて議論に参加して頂きたいとお願いしたい。

(質問)
 米国は総理の訪米前にも普天間も問題に決着をつけるという期待感が強いようだが、訪米前に再度沖縄に訪問するか
(回答)
 日米の首脳会談をこれまで3度行い、来年の春かもう少し先に日米同盟の深化に向けてのさらなる前進を図りたいという点ではオバマ米国大統領と基本的な認識で一致している。普天間の取り扱いについていつまでにということ、期限を切るということはしていないし、今回の訪米予定の見通しの中でもそのような形を取るということを米国側も十分理解していると思う。今日におけるアジア、世界情勢の中で日本としてどういう形でどういう役割が担えるかという点についてはしっかりと日米間で話を前進させなければならないと思っている。

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