菅直人総理(代表)は12日夜、千葉県で開催された全国幹事長会議に出席。4月の統一地方選挙に向けて、「自信を持ってこれまで取り組んできたことを国民の皆さんに伝えきってほしい」と呼びかけた。
菅総理(代表)は、政権交代から1年半、自身が政権を担ってから7カ月が経過するなか、今どのような状況にあるかは承知しているとしたうえで、「あえて言わせてください、あえてお聞きいただきたい」と切り出し、「この1年半、民主党がやってきた政策、行動は大きな方向性としては間違っていなかったと確信している」と力強く表明。これまで、様々な問題に対してきちっとした発信ができていなかったことが民主党の支持率低下を招いたとの見方を示し、「自信をもってこれまでやってきたこと、これからやろうとしていることを国民の皆さんに伝えきれるかどうかが4月の統一地方選挙に向けて全力でやらなければいけないこと」だと述べた。
一例として、待機児童ゼロに向けた政策、5千億を超える一括交付金、特命チームによる硫黄島での遺骨収集作業などを挙げた菅総理(代表)は、自民党政権ではできなかったことだと政権交代の意義を改めて強調。国会閉会後に始めた自身のブログ、動画にも言及し、民主党政権がこの1年半に予算を含めて取り組んできたことについて、お互いが自信を持って伝えきることが重要だと重ねて説いた。
また、統一地方選挙に向けたこれからの1〜2カ月は、新たなことを考えるのではなく、これまでの1年半の間に党を挙げて取り組んできた、最も自分の地域に関係する、必要な政策を、最も効果的な方法で有権者に伝えていくことが重要だとも指摘。
最後に、「この戦いをしっかりと勝ち抜くために、私自信もやれること全てやるが、党の力を挙げて、全力を挙げていただかなければならない。先頭に立たれる皆さんが今日、明日大いに議論する、批判すべきことは批判することは結構だが、そのなかから自分達自身も自信を持って『よしこれでいこう』という、方向性を出す大会にしていただきたい」と求め、挨拶を締めくくった。
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