菅第2次改造内閣で新たに就任した枝野幸男官房長官は14日昼、首相官邸で会見を行い、改造内閣の閣僚名簿を発表した(下記関連記事参照)。
枝野長官は官房長官就任にあたり、「今回特に日本の国も民主党政権にとっても大変厳しい状況の中での内閣改造であり、その厳しい状況の時に貫いてきた『(ポストを)求めない、断らない』という考えを変えることは筋が違うということで官房長官の職を受けた」と述べた。また、新たな官房副長官に藤井裕久元財務大臣を起用したことに触れ、「大変な経験豊かな藤井先生に副長官として支えていただき、私はその分若さの良い部分を活かして頑張っていきたい」と抱負を語った。
次に今回の改造内閣でたちあがれ日本を離党した与謝野馨元財務大臣を経済財政政策担当大臣および社会保障・税一体改革担当大臣などに起用したことに対する目的やこれまでの与謝野氏の発言などを含め、閣僚就任の整合性について、「税と社会保障の抜本的な改革に向けては改造前の内閣においても中間とりまとめまでやっている。民間有識者などを含めて整理していく考え方には与謝野氏も共通した認識を持っていると承っている」と述べた。
また今回の改造内閣の布陣について、「最強と言えるかどうかはこれから仕事をさせていただけるかどうかということに懸っているが、全体の顔ぶれを見ると老・壮・青のバランスの取れた、持ち味を活かせるような形での布陣になっているのではないかと思う」と所感を述べ、「実務強力推進内閣」と命名した。
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