岡田克也幹事長は20日午前、同日告示された愛知県知事選挙の応援のため同県入りし、名古屋駅前で街頭演説を行った。
岡田幹事長は「新しい菅政権がスタートする。菅さんは二つのことを約束した。一つは平成の開国。日本の国を開き、アジアのエネルギーを取り込む。それしか日本の未来はない。さまざまな批判もあるが、しっかり議論をしながら断固やり抜く決意を示した。もう一つは、社会保障制度と税制の一体改革。世代間の助け合いという考え方だけでは、これからの年金・医療はやっていけない。しっかりと制度を改め、必要な財源も確保する。これもさまざまな意見があるが、それを乗り越えてやるという決意を示した。二つの目標を持ってしっかり前へ進んでいく」と菅政権の決意をアピールした。
演説会では23日告示の名古屋市長選挙に民主党推薦で出馬予定の石田よしひろ前衆議院議員もマイクを握り、「政治はパワフルでなければならないが、一方で人間の優しさの視点も必要。民主党が今までの日本の政治の中で初めてこの優しさ、格差をなくし、人間を大事にし、福祉・社会保障を中心とする価値観を打ち出して、国民の圧倒的な支持を得て政権交代をした。この考え方こそ、民主党の原点であり、私の原点でもある。力だけの河村市政を断固打破して、新しい愛知県と名古屋市を作るために、ともに闘おう」と訴えた。
演説会には愛知県連代表の牧義夫衆議院議員、大塚耕平参議院議員など県連所属国会議員が勢ぞろい。歩道を埋めた聴衆からも大きな歓声が上がった。
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