ニュース
ニュース
2011/01/26
「新しい公共」推進へNPO関係予算ヒアリング開催
仙谷由人代表代行が挨拶


 民主党は26日、2011年度政府予算案中のNPO関連予算について公開のヒアリングを党本部ホールで開催、各地で活動するNPO関係者が各府省担当者の説明に聞き入り、活発な質疑を行った。

 昼食休憩時に行われた党とNPOとの意見交換会では、仙谷由人党代表代行が挨拶。「『孤族』『無縁社会』と呼ばれる現象が広がり、人間として生きるレーゾンデートル自体が壊れかねない。国民が主体的に課題を設定し社会関係を作り、社会的諸課題を解決していってもらいたいという思いで政府は昨年『新しい公共』宣言を出した。政府、自治体の仕事はそういう諸活動、新しいコミュニティづくりの諸活動を支援する、活動しやすい環境をつくることだ」と述べるとともに、今国会に寄付金税額控除制度の新設を含む税制改正を提案したことを報告、「新制度やNPO関連予算を有効活用して生き生きした新しい公共空間ができるように皆さんにお願いしたい」と訴えた。

 意見交換会にはヒアリングを主催した党企業団体対策委員会の山根隆治委員長、楠田大蔵委員長代理のほか、大河原雅子、岡崎トミ子、ツルネンマルテイ、谷博之、中村哲治、姫井由美子、牧山ひろえ各参議院議員も参加し、NPO関係者の意見に耳を傾けた。
記事を印刷する