江田五月法務大臣は29日午前、愛知県入りし、名古屋市内で開催された若者企画の街頭演説会に参加した。
演説会で司会を務めた愛知県選出の谷岡郁子参院議員が「政治に無関心でいられても無関係ではいられない」と述べ、若者に政治への参加を呼びかけると、若い世代の代表として20、30代の学生、社会人らが相次いでマイクを握り、リレー演説を展開。「これからの未来は若者がつくっていく。教育、福祉に力を入れた政策を支持する」「単なる減税ではなく弱いものに光を当ててくれる政治を実現してほしい」などとそれぞれの思いを訴えた。
こうした訴えを受けて江田法相は、「若い世代にはいろいろなことにぶつかってほしい。今、海外に出て行く若者が減っているが、政治が若い人たちに『なんかやろう!』という気持ちを起こさせなければならない」と主張。若い人がいろいろなことに挑戦し、その結果例え失敗しても最後は行政が責任を持つ、そういった若者の挑戦を後押しする政治リーダー必要だと説いた。
江田法相はまた、父親である江田三郎氏の「元々地上に道はない。みんなで歩けば道になる」という言葉にも言及。みんなで道をつくっていく、そのためにみんなの先頭になる人材が求められているとも語った。
江田法相は、演説前には市街を練り歩き、「元気な日本を復活させる」政治の実現を目指す民主党へのさらなる支援を求めた。
|