岡田克也幹事長は5日午後、宮島大典衆院議員(長崎4区)の地元・佐世保市で開かれた対話集会に参加した。会場のホールを埋めた約250人の来場者を前に宮島衆院議員が挨拶に立ち、「予算委員会の一員として、景気回復と地方活性化のため1日でも早く予算が成立するよう全力を尽くす」と決意を述べた。
演壇に立った岡田幹事長は、「まだまだ民主党政権の成果が国民の皆様に伝えきれていない」とした上で、「高校の授業料無償化や子ども手当、35人学級などを実現し、子育てしやすい環境づくりに向けて大きく舵を切った」と報告。「国民の皆様に約束したことを出来る限り実行する」と訴えた。
質疑応答の中で佐世保市の朝長則男市長は、日米間の核密約問題に触れ、「密約の全容解明を成し遂げて頂いたことに心から感謝する」と述べながら、40年にもわたって佐世保市の悲願だった港湾の軍民すみ分けも民主党政権の下で大きく進展したことを紹介した。また、「佐世保港の多目的国際ターミナル事業推進」や「潜水艦基地を佐世保市に」という朝長市長の要望に対し岡田幹事長は、宮島衆院議員と連携しながら実現に向けて努力することを約束した。
その他にも大学生から「財政再建をして」との声や、「幼保一体改革に対する考えが不透明だ」「薬品のインターネット販売は解禁すべきではない」、さらに「TPP(環太平洋経済連携協定)の中身を丁寧に説明してほしい」「地方の声をもっと国政に反映させてほしい」など、様々な分野の方々から貴重な意見が寄せられた。岡田幹事長はそれらすべての質問に対して率直に丁寧に応えた。
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