民主党は25日午後、党本部で在日外交団へのブリーフィングと懇親の場となる第6回目の「カフェ・デモクラッツ(Café Democrats)」を開催、直嶋正行副代表(参院議員、元経済産業大臣、党「成長戦略・経済対策PT」座長)が約60人の外交団(うち大使6人)に対し「新成長戦略」についてブリーフィングを行った。民主党側からは、西村智奈美国際局長(衆院議員)、阪口直人(衆院議員)、中林美恵子(衆院議員)両国際局副局長が同席した。
冒頭、西村国際局長が挨拶し、多くの大使並びに外交団に出席いただいたことに歓迎の意を表した。続いて直嶋副代表が、昨年6月に取りまとめた「成長戦略と産業構造ビジョン」について分かりやすいシートをもとに概要を説明。また、日本の経済社会、少子高齢化の実態を踏まえると、今後の経済成長には「国を開く」ことが重要であると指摘し、貿易、サービス、人の交流などを通じそれを実現していくとの考えを示した。環境、医療、福祉、農業政策などを例に挙げ、日本の優れた技術を活かした新たな産業の創造が、雇用の拡大、日本の成長のみならず世界全体の成長につながるとし、世界経済と日本経済の発展をリンクさせることが重要であるとの見解を述べた。
ブリーフィング後、参加した各国の外交団からは成長戦略についての質問をはじめ、率直な意見が交わされ、会合は和やかな雰囲気の中で終了した。
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