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2011/03/01
「新しい公共」シンポジウムに250人 東京
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 「新しい公共」推進シンポジウムが3月1日、衆院議員会館で開催され、NPOの当事者、自治体関係者、国会議員等約250人が参加した。

 党「新しい公共推進本部」の鳩山由紀夫本部長は、「新しい時代にふさわしい日本の生きざま、世界のなかでの日本の位置づけをつくり出していく新しい公共のありかたを、今日のシンポジウムに発見していただければ」と挨拶。寄付税制の改革についても、「しっかり位置づけていくことからスタートしたい」と述べた。

 パネルディスカッションでは、金子郁容・慶大教授、土居年樹・大阪天神橋筋3丁目商店街振興組合理事長、駒崎弘樹・NPO法人フローレンス代表理事、西村智奈美・新しい公共推進本部事務局長が登壇し、パネリストとして実感に満ちた報告をした。

 金子慶大教授は、「新しい公共」宣言(2010年6月4日、政府の新しい公共円卓会議決定)の概要を以下の通り紹介した。(1)「新しい公共」が作り出す社会は「支え合いと活気がある社会」だ。すべての人に居場所と出番があり、みなが人に役立つ歓びを大切にする社会であるとともに、その中から、さまざまな新しいサービス市場が興り、活発な経済活動が展開され、その果実が社会に適正に戻ってくることで人々の生活が潤うという、よい循環の中で発展する社会(2)「新しい公共」とは、「支え合いと活気のある社会」を作るための当事者たちの「協働の場」である。そこでは、「国民、市民団体や地域組織」「企業やその他の事業体」「政府」等が、一定のルールとそれぞれの役割をもって当事者として参加し、協働する。その成果は、多様な方法によって社会的に、また、市場を通じて経済的に評価される。「新しい公共」を作ることとは、その舞台を作るためのルールと役割を協働して定めること。

 土居理事長は、日本一長い商店街(2.6km)である大阪天神橋筋商店街の振興・活性化に取り組むリーダーとして、「ショッピングセンターはいくらでもできるが、日本の原点である街らしい街はつくれと言ってもつくれない。日本中の商店街が衰退して、残っているのは3%だと言われているなかで、自分の街を残したいと思わせたのは、地域愛、それが地域人の原点だ。それを継続し、次の世代につなげることが波及効果をおよぼす。」とし、具体的に「民の力」で実現した「天満天神繁盛亭」(上方落語の定席寄席)について紹介した。

 駒崎代表理事は、「今進められている寄付税制改革は、革命的なものだ。志の資金が集めやすくなることによって、目の前の人を助けやすくなる、より多くの機会を与えることができる。日本には寄付文化がない、というのは間違えで、われわれは寄付によって国を成り立たせてきた歴史を持っている。それを取り戻すのが、私たちの役割であり、そのきっかけとなるのが、新しい市民公益税制だ。それを実現するために、商店街も町内会も消防団もNPOも社会福祉法人も公益財団も含めた新しい公共が団結して、この改革を止めることのないようにしたい」旨、訴えた。

 西村事務局長は、政策推進の細部について報告し、会場からの熱心な質問にも各氏が答えた。

 (会の模様は3月4日以降に民主党チャンネルでビデオ配信予定です)

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