馬淵澄夫広報委員長は8日、党本部で統一地方選挙向けのポスターの制作発表会見を行った(ポスターは党Webサイトトップページに掲載)。
馬淵委員長は、統一地方選挙に臨むにあたっての民主党の広報戦略について次のように説明した。
あらためて総理(党代表)から指示があったのは、「この1年数カ月、私たちが政権与党となって、政権運営の中で提示してきた政策の実績をしっかりと皆様方に伝えなければならない。一方で、実績だけではなく、民主党がいま国民の皆様方から十分に期待に応えていないではないかといった指摘があるなかで、われわれとしてもあらためて今日における政権への支持の厳しい状況について真摯に受け止め、これをしっかりと反省する、信頼回復を図っていくという姿勢を示す。さらには、いま予算の審議中ではあるが、政府・政権与党として国民の生活のためにとにかく政策を前に進めていくんだという強い覚悟、決意を示していかなければならない。さらには民主党という政党にご期待いただいた明るい未来に対する闊達なイメージというものを、未来への希望という形で提示していく。こうしたプロセスが広報戦略として必要ではないか」ということで、このことを広報委員会の中でも議論をして制作を進めてきた。
新ポスターは、(1)「前へ。」(菅代表カジュアル)(2)「前へ。」(菅代表スーツ)(3)「資産は国民。」(4)「地域の底力。」――の4種。いずれにも「新しいニッポンと、民主党」というスローガンを記した青・赤2色の新しいキャンペーンロゴを配している。それぞれのコピーの意図は次の通り。
「前へ。」
私たちは、政権交代への期待に、まだまだ応えられていません。
私たちが、ここでやめる、あきらめるなど出来ないのです。
だから、死ぬ気でやりぬく決意で、「前へ」。
進むなら「前へ」、苦しい時こそ「前へ」、それが私たちの決意です。
「資産は国民。」
日本は資源豊富な国でもなく、国土が広いわけでもない。
しかし、他の国に誇れるのは、国民の民力にほかなりません。
国にできるのはいつも、この民力を活性化し、結集すること。
民主党は、世界で一番、国民を元気にする政党になろうと思います。
「地域の底力。」
生活に直結している地域こそ、「新しい日本」への変化を求めています。
なぜなら、少子高齢化も、デフレも、地域の方がリーダーだからです。
地域の旺盛な底力が、むしろ日本を牽引するような国にしていきましょう。
新ポスターは3月19日から全国で一斉に掲出する予定。
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