民主党は今国会の重要課題の1つである有事関連法案について議論を深めるため、22日午後、党本部において全議員政策懇談会を開いた。
終了後の記者会見で岡田克也政調会長は、懇談会で特別委員会での審議経過報告と、それを踏まえた論点提起をし、さまざまな意見が出されたことを報告した。
その上で岡田政調会長は、改めて同法案のずさんさを指摘するとともに、「党としては、とにかく議論を重ねていくという姿勢が大事であり、今回、おおむね了承されたこの8つの論点に重点を置いて委員会で議論をしていく」と強い決意を表した。
さらに、岡田政調会長は「今後党として最終的な意思決定をすることになる時には、党がなぜその意思決定をしたか国民にわかるように、現在の論点をさらに明確に提示していきたい」と語った。
本懇談会での同法案の論点提起は以下の通り。
(1)「武力攻撃事態」の定義について、(2)民主的統制(国会の関与)について、(3)国民の安全と基本的人権の確保について、(4)地方公共団体、指定公共機関等について、(5)自衛隊法関連、(6)米軍との関係、(7)安全保障会議設置法改正案関連、(8)その他
|