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2011/03/27
岡田幹事長、東日本大震災で津波被害を受けた青森県を視察
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 岡田克也幹事長は27日、東日本大震災で地震とともに津波で被害を被った青森県を訪れ、県内で特に被害の大きかった三沢市、八戸市、おいらせ町や階上町など、太平洋側の地域を重点的に視察した。この日の視察には、中野渡のりこ衆院議員(青森2区)らも参加した。

 視察先では、各自治体の首長から説明を受け、漁業関係者を中心として、農業者や地元企業からも被害状況の説明を受けた。

 また、幹事長の来県を知って駆けつけた地元の被災者たちから生の声を聞いた岡田幹事長は、その被害状況をつぶさに見て回り、「これからの復旧・復興に党としてはもとより政府としても全力を尽くす」と述べた。

 岡田幹事長は、三沢市の種市市長、八戸市の小林市長、おいらせ町の成田町長、階上町の浜谷町長と、各視察先の自治体の首長から被害状況を聞くととともに、復興支援に向けての要望を受けた。

 それらの要望に対し岡田幹事長は、「4月になれば、23年度予算がスタートする。財政支援を中心に、皆さんを支援していく。少しでも動くものは後押しをしていく。いろんなことを遠慮なく言ってもらいたい」と応え、スピード感を持って復旧・復興支援にあたることを約束し、国に対して働きかけていくと述べた。

 また、津波により漁船の損壊や漁具、魚網が流出してしまった漁業者、農地が波をかぶり農耕器具やビニールハウスに被害を受けた農業者、さらに工場に大きな被害を受けた製紙工場の経営者からも意見を聞いた岡田幹事長は、「私たちもできる限りのことをする。復興するまで一緒に頑張っていこう」と激励した。

 視察を終えて記者団から感想を求められた岡田幹事長は、岩手、宮城、福島の3県が報道の中心になっているとした上で、「青森県に実際に来てみて、非常に深刻な状態であることをあらためてこの目で見ることができた。漁業、港湾機能、製造業への被害などこういったものをしっかり(復旧)しなければいけない。そのことが、岩手や宮城、福島県に対する支援に直結すると思う」と述べ、青森県の復旧を急ぐ考えを示した。

 青森県内の被災地の復興にどう取り組むのかとの問いに、「青森県は能力もあり、(被災している地域は)県内の限られている所なので、自立的にやっていただく。細かいことに口を出さずに、必要な財政的支援をしていくことが望ましい」と答えた。

 

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