震災ボランティア室(室長・渡部周衆院議員)は、火、木曜を定例日として情報の共有、活動方針の確認を行っているが、29日は前週末の活動を報告し、当週末の予定を協議した。
報告では、国会議員や議員事務所スタッフ95人が27日に宮城県松島町、塩釜市、石巻市で民家の汚泥除去、家具の搬出などの支援活動を行ったことに関連し(1)被災地に堆積した汚泥はきわめて多量で、多くの人手が今後も必要(2)物資はある程度集まっているので必要なものの仕分けと現地での搬送が課題――などとする指摘があった。また、ボランティア活動が現地の負担にならないよう、無給油で往復、宿泊もできる大型バスでの訪問が有効との意見がある一方、国会議員は被災者センターで宿泊し、実情を知るべきとの発言もあった。今後は、物資の搬送から、マンパワーの供給に重点を移すとの方向性を合意した。
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