平成23年度予算の成立を受けて29日夕、岡田克也幹事長は国会内で記者団に対し、「少し時間がかかったが、野党の皆さんのご協力もいただきながら成立したことを本当によかったと思う。これで4月1日から1兆1千億円の予備費も使うので、当面の震災対策としてきちんと対応できると思う」と語った。
今月末で期限が切れる税の減免措置を延長する「つなぎ法案」が衆院本会議で可決したことにも言及し、「これで成立が確実になった。これもよかったと思う」と述べるとともに、「税制改革の本体部分については少し時間をかけて野党とよく話し合っていくつもりだ」とした。
特例公債法案については「震災対策をやっていくなかで特例公債がなしでできるはずはない」と指摘。特例公債の根拠となる法案なので、これなくして特例公債が出せないし、震災対策もできないと改めて説明し、「そのことを考えれば、年度内に協力して成立していただくことは普通だと思うが、そこは残念だがやむをえないので、早くに成立するように努力していきたいと思う」と述べた。
|