ニュース
ニュース
2011/03/31
泉・震災ボランティア室副室長、連合ボランティア派遣出発式に出席し激励


 震災ボランティア室副室長の泉健太衆院議員は31日午前、連合本部を訪れ、東北地方太平洋沖地震災害救援・連合ボランティア派遣出発式に出席し、第1陣として同日中に出発する組合員約80人を激励した。
 
 挨拶に立った泉議員は、「皆さんくれぐれも気をつけて行ってきてください」と気づかうとともに、「みなさんの活動一つひとつが蓄積となって政策・制度要求にもつながっていく」とも指摘。「今もいろいろな問題が起こっているが、(ボランティア活動を通じて)そういった問題が数多くクリアされていくことは、今後災害が起きたときにもできるだけ早く、一人でも多くの方々が救われるしくみづくりにも役立っていく」として、今回の活動は現地支援と同時に国づくりにいろんな知恵を多く授けてくれるものになるとの見方を示し、ボランティアに参加される方々の尽力に敬意を表し激励した。

 それに先立ち古賀連合会長は「いよいよ連合としてのボランティア派遣の第1陣の出発となる。この大震災の復興のため、皆さん方一人ひとりの行動と活動がその一歩となるという自覚・認識のもとでにボランティアを行っていただきたい。そして現地で感じたこと、考えたこと、こういうことをすればいいのではないかということを連合本部にフィードバックしていただきたい。そして職場や地域の皆さんにもそれをお伝えいただき、そしてみんなでこの大震災を乗り越えて行く役割を一人ひとりが果たしていただくことを確認したい」と語った。そのうえで現地では過酷な作業に従事することになるとして参加者の労をねぎらい、健康と健闘を祈念した。

 また、政府の災害ボランティア担当の辻元清美首相補佐官も「様々な現場で感じられたこと、確認されたこと、問題だと思われたことを本部に届けてほしい」と求め、その情報を連合本部から政府へとつなぎ、連携する形で現場にフィードバックし、官民挙げた態勢を整えることで復興に向けて取り組んでいくとした。

 連合は第1期(〜6月)、第2期(7〜9月)、第3期(10月〜)の3波に分けて現地にボランティアを派遣する方針。
記事を印刷する