1日午後、党本部において民主党教育基本問題調査会の教育基本法に関する検討会の第2回会合が開かれ、教育基本法の改正問題に関する集中討議が行われた。
会議は笠浩史衆議院議員の司会の下で始まり、77人の国会議員が検討会に登録したことが報告された。
冒頭に西岡武夫座長(元文部大臣・九州ブロック担当常任幹事・参議院議員)が挨拶し、情勢が緊迫しているために本日の会合をメーデーの日に開かざるを得なかったことを詫びるとともに、欠席者からの意見もファックスなどで集約して配布していることを述べた。また、今日の集中討議を踏まえ、連休明けに会合を続けて開くことになるであろうとの見通しも示した。そして西岡座長は、本来ならば時間をかけてじっくりと取り組むべき課題であるが、政府案が出て来ている状況では、このような形で対応をせざるを得ないと語った。
この日の会議では、政府案の内容が検討された後、与党の改正案は教育現場の改善とは乖離していることなどの意見が活発に出され、また宗教教育のあり方など幅広いテーマについても議論が行われた。
西岡座長は会議終了後に記者団の質問に答えて、連休明けの火曜・水曜・木曜にこの検討会を開くこと、その会合に検討会の役員でとりまとめたたたき台を提出すること、その際には当然、民主党の報告書を念頭に置くこと、などについて述べた。
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