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2002/05/27
【参院予算委】高嶋議員、民間大使登用めぐる疑惑を追及
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 民主党の高嶋良充参議院議員は27日の予算委員会集中審議で、外務省改革の柱の1つとなっている民間大使の登用問題を取り上げた。

 高嶋議員は、浅井和子ガーナ新大使が中谷防衛庁長官と親戚関係にあることを取り上げ、「縁故採用ではないか」と質した。川口外相は「適材適所の人を信頼のおける方にご推薦いただき、登用している」と答弁。さらに、一部の週刊誌が浅井大使について疑惑を報道している件を質した。川口外相は「本人を含めて話を聞いたが、そのような事実はない」と答えた。浅井大使の疑惑は、仕手戦をしかける会社の監査役だったというもの。

 さらに高嶋議員は、チリ大使に元代議士で宮澤元首相の親戚にあたる人物が登用されることについて質したが、川口外相が否定も肯定もしなかったため、委員会としての調査を求め、理事会で協議することとなった。

 続いて高嶋議員は井上前参議院議長の秘書が逮捕された事件に関連して、坂口厚労相に国立病院建設工事の入札の白紙撤回を確認。さらに、関連企業の排除を求めた。坂口厚労相は「いままでのようなことが起こらないようにする」と答えた。

 最後に高嶋議員は、天下り規制、禁止のために公務員制度改革大綱の見直しを求めたが、小泉首相は大綱を読み上げ、これで天下り規制ができるとしたため、高嶋議員は「大綱は天下り規制緩和だとマスコミ、知識人から批判されている」と指摘し、首相の認識不足を批判した。

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