トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2000/07/18
破綻懸念先債権をなぜ引き継いだのか?〜参院でもそごう問題を集中審議
記事を印刷する

 はじめに質問にたった直嶋議員が、参考人として出席した新生銀行(旧長銀)の八城政基社長に、そごうからの九百七十億円の債権放棄に応じなかった理由をただしたのに対し、「そごうの再建計画を精査して良いか悪いかという話ではない。債権放棄後に残る約1000億円のそごうグループ向け債権に新たな引当金を積めば、2000年度決算が赤字になってしまう。妥当な経営判断だった」と答えた。

 次に浅尾議員は、金融再生委員会による旧長銀の資産査定の妥当性を追及。「(そごうのような)破綻懸念先債権をなぜ新生銀行へ引き継いだのか」と質問したのに対し、森金融再生委員会事務局長は「破綻懸念先であっても親銀行の支援などがあれば適資産になる」とした上で、「資産査定をやり直すと、時間がかかり、早期譲渡と相反するのでそのまま譲渡した」などと答えた。

 最後に桜井議員が、「瑕疵担保特約をつけることは買い手側が要求したのか」とただしたのに対し、八城社長は「われわれが要求したのではない。交渉の過程で金融再生委員会から提案された」ことを明らかにした。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.