先の通常国会において、参議院に超党派で提出した「盗聴法廃止法案」は、6月2日の衆議院解散によって、廃案となった。しかし、現在もまだ、警察法改正は提案さえなく、「国民に信頼されない警察に、市民生活の会話を盗み聞きする権限は与えられない」という事情には、何の変化もない。 そこで、民主党は前回どおり「盗聴法廃止法案」を提出することとし、臨時国会が召集された7月28日、参議院で、超党派で前回と同じ内容の法案を提出した。