連合所属の労働組合員約1000人が29日、健保法改正案の廃案や有事関連3法案の成立反対を訴えて、議員会館前の歩道に座り込んだ。正午から衆議院第二議員会館前で開かれた集会には民主党所属議員も多数激励に駆けつけ、代表して菅直人幹事長が連帯の挨拶を行った。
◆連帯挨拶の要旨
皆さんと共に闘う連帯の挨拶を申し上げる。
健保法改正案は、抜本改革を先送りにした彌縫(びほう)策に過ぎず、改革の名に値しない。民主党も連合と全く同じ考えで法案に反対だ。
有事関連法制の政府案は、内容的にも手続き的にもあまりにもいいかげんで、到底賛成できない。国民の権利保護を最大限に考えるべきだが、すっかり抜け落ちている。野党そろって法案成立を阻止する。
政府・与党は会期延長を考えているようだが、姑息な考えだ。廃案にして、出直すべきだ。
6月19日までの会期の中で、われわれの主張である、あっせん利得処罰法の改正と、公共事業受注企業からの政治献金禁止法はぜひとも成立させたい。
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