安倍官房副長官が、わが国が大陸間弾道弾や原爆を保有することは憲法上問題ないと発言した問題で、熊谷弘国会対策委員長は31日、「首相官邸の中枢部にいる者としては重大な発言だ」とし、内閣の統一見解を求めていくと表明した。
副長官の発言は、「サンデー毎日」誌が報じたもの。5月中旬、早稲田大学で開かれた田原総一朗氏の司会による討論会の席上なされたもの。「日本が大陸間弾道弾を作っても憲法上問題ない。憲法上は原子爆弾だって問題ない。小型ならば」などと発言したとされる。
熊谷国対委員長は、まだ党として正式に方針を決めていないため私見だと断った上で、この問題は有事関連3法案を審議している衆議院武力攻撃事態特別委員会などの場で1週間程度の集中審議を行って政府を追及するに値する重大問題だとも述べた。
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