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2001/02/01
野党共同KSD等疑惑追及プロジェクトが「ものつくり大学」視察
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○補助金頼みの学校建設明らかに

 野党共同KSD等疑惑追及プロジェクトチームは2月1日、埼玉県行田市のものつくり大学の現地視察を行った。民主党からは座長の鍵田節哉、手塚仁雄、武正公一衆議院議員が参加した。

 一行はまず、大学側が用意したバスで大学建設現場を視察。続いて、大学の仮事務所で、約1時間かけて質疑応答が行われた。大学側からは、説明者として清水傳雄大学理事長(元労働省事務次官)と池田克忠専務理事が出席した。

 まず、小渕前総理が施政方針演説でものつくり大学に言及した件について、清水理事長は「発言が出た経緯については承知していない。ただこの発言に対しては(大学設立を)国の政策として推進してもらえるという意味で喜んだ」と述べた。また、質疑の焦点は、補助金問題に集中。理事長は財政計画書が手元にないこと、当時は自分が理事長でなかったことを理由に「今はわからない」としながらも、当初KGSを中心とした関係者が、民間・国・地方自治体からそれぞれ60億円(計180億円)集める予定だったことを明らかにした。その上で、清水理事長が就任した時点で、それが至難の業であることを認識していたと語り、実際には3億8000万円しか集まらず、結局は約85億円を労働省からの補助金に頼ることになった事実を認めた。

 しかし、補助金要望について労働省に働きかけた事実は認めたものの、「県や市・政治家にお願いしたことはない」と明確に否定した。一方で、準備財団関係者が自民党関係議員と何回も会合をもち、清水理事長自身も一度そうした会合に出席したと語った。
さらに、清水理事長は、逮捕された小山孝雄前参議院議員と村上正邦参議院議員とは何度も会ったとし、額賀福志郎前大臣とは会ったことがないと否定した。

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