衆議院予算委員会で2月27日、金子善次郎議員は制度的補助金について質問した。地方分権の流れのなか、行政改革大綱でも補助金の整理統合に取組むと明記されているにもかかわらず、逆に増加している点を指摘した。
金子議員は「地方分権推進委員会の推進計画にもかかわらず補助金が増えるのはどういうことか」と迫った。抜本的な対応なされていないと指摘した。
林財務省主計局長は「確かに13年度の制度的補助金は5400億円ほど増えているが、高齢化に伴う社会保障関係費の補助金で増えている事情がある」と説明。補助対象・補助要件の見直しを行っているとの答えだった。
金子議員は思い切った地方分権のためには、事務の整理だけでなく、事務そのものを地方へ移していくことの必要性を提案。それができない限り補助金の減少もないと言及し、制度的補助金をすべてゼロベースで見直していくことを要請した。
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