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2001/03/01
<衆院予算委>財政構造改革の道筋づくり急げ=池田元久議員
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森首相も出席して行われた1日の衆議院予算委員会で、池田元久議員が質問に立ち、財務省が出した財政中期展望試算に基づき、実質経済成長率が2%となっても歳出は国債の利払い費がかさみ、税収をカバーできないと指摘。歳出と歳入のギャップが広がると分析した。

 「2%程度の経済成長率では、膨大な国債残高のため、財政は悪化する」と述べ、池田議員は森首相に見解を求めたが、首相は「長期展望に立ちつつ、中期の問題点も加味し、財政再建に取組む」と抽象的な答弁。池田議員は「もっと明確な答えを」と言葉を強めたが、首相は「従来の支出の構造ではなく、改めて財政モデルをつくらなければいけないと思っている。14年度の予算編成を行うなかで財政再建の道筋をつくっていく」とした。

 池田議員は、森首相が施政方針演説の中で「財政構造回復の実現について議論を進めていく」としている点について、「今ごろ議論している場合ではない」と厳しく批判。「これまでの議論の積み重ねを元に財政構造改革の道筋を早急に立案すべきだ」と主張した。

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