中国共産党青年訪日団が民主党の招きで5日から日本を訪れた。今回の訪日団は昨年12月に鳩山代表を団長とする民主党代表団が中国を訪れたのを機に、日中間の親交をより深める目的で実現したもの。陳鳳翔中国共産党中央対外連絡部(中連部)東欧中亜局局長を団長に16名が来日した。
5日夜、東京都文京区にある鳩山会館(旧鳩山邸)で、歓迎夕食会が行われた。民主党からは鳩山由紀夫代表、羽田孜特別代表、岩國哲人、横路孝弘副代表、菅直人幹事長ら14名の議員が出席。古川元久国際交流委員長の司会で、まず鳩山代表が、「訪日を心から歓迎したい」と歓迎のあいさつ。戦後政治史の舞台となり、自身が生まれ育った鳩山会館で民主党と中国共産党青年幹部と懇談することに「新しい時代の息吹を感じる」と感慨深げに語った。
訪日団は3つのグループに分かれ、6泊7日の日程で宮城、愛知・長野、沖縄をそれぞれ訪問。先端技術の研究施設や、農業現場、自動車工場、沖縄の米軍基地周辺を視察しながら、地元の党関係者や青年と友好を深める予定だ。
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